ポリッシュスタジオ

パネルテスト

メルセデスベンツW124のドアパネルを使用したテスト画像

W124のドアをテストピースとして塗装の構造を調べてみます。

現状の塗装面の状態です。

キズが無数に入り、映り込みがぼわ~っとしています。

塗装の膜厚は107ミクロンあります。
左画像の、向かって右4分の3を一工程だけ磨いたところです。蛍光灯の映りこみはまだまだですが、左と比べれば激変しているのがお分かりになりますか?

次は実際に塗装を鉄板部分まで削ってみます。

A 鉄板 (ボディー)B 電着塗装(下塗り)
C プライマー(中塗り)

D 顔料 (上塗り)

E 顔料 (上塗りメタリック)

F クリア塗装

※一般的な塗装構造です。

この塗装は鉄板~クリアーまで5層の塗装構造であることがわかります。

A~Fの各膜厚を測ってみましょう。

A~Fの膜厚は上記写真のようになっています。

この事からE~Fのクリア部分(約40ミクロン)が磨ける範囲となります。キズがクリア内のものならば除去することが可能ですが、それ以上に深い場合は完全除去は難しくなります。
40ミクロンの厚さはタバコ箱のセロハンに近いと思っていただければわかりやすいと思います。

 

一回の磨きで削るのは2~3ミクロン程度が平均的な数値です。ちなみに、オーナー様ご自身でコンパウンドを使用してゴシゴシ磨くと、10ミクロン位はあっという間に減ります。

 

塗装の硬さや膜厚を充分に考慮し、マージンを残した適切な磨きこそが、車を傷めずに最良の色艶を手に入れることが可能な方法です。

 

ですから、この薄いクリア部分の膜厚を測らずに磨くことはとても危険なわけですが、残念ながらこれをせずに作業している施工店が多いのも事実です。

また一つのパネルに対して数箇所の測定ではあまり意味がありません。

磨きについて・・・一台一台千差万別

メルセデスベンツW124のドアパネルを使用したテスト画像

W124のドアをテストピースとして塗装の構造を調べてみます。

現状の塗装面の状態です。

キズが無数に入り、映り込みがぼわ~っとしています。


塗装の膜厚は107ミクロンあります。


左画像の、向かって右4分の3を一工程だけ磨いたところです。蛍光灯の映りこみはまだまだですが、左と比べれば激変しているのがお分かりになりますか?

次は実際に塗装を鉄板部分まで削ってみます。


A 鉄板 (ボディー)B 電着塗装(下塗り)
C プライマー(中塗り)

D 顔料 (上塗り)

E 顔料 (上塗りメタリック)

F クリア塗装

※一般的な塗装構造です。

この塗装は鉄板~クリアーまで5層の塗装構造であることがわかります。

A~Fの各膜厚を測ってみましょう。




A~Fの膜厚は上記写真のようになっています。

この事からE~Fのクリア部分(約40ミクロン)が磨ける範囲となります。キズがクリア内のものならば除去することが可能ですが、それ以上に深い場合は完全除去は難しくなります。
40ミクロンの厚さはタバコ箱のセロハンに近いと思っていただければわかりやすいと思います。

 

一回の磨きで削るのは2~3ミクロン程度が平均的な数値です。ちなみに、オーナー様ご自身でコンパウンドを使用してゴシゴシ磨くと、10ミクロン位はあっという間に減ります。

 

塗装の硬さや膜厚を充分に考慮し、マージンを残した適切な磨きこそが、車を傷めずに最良の色艶を手に入れることが可能な方法です。

 


ですから、この薄いクリア部分の膜厚を測らずに磨くことはとても危険なわけですが、残念ながらこれをせずに作業している施工店が多いのも事実です。

また一つのパネルに対して数箇所の測定ではあまり意味がありません。

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